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2011年12月

2011年12月30日 (金)

[PULP] Black Mask, Nov 1932

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Raoul Whitfield [ DEAD MEN TELL TALES ]
Theodore A. Tinsley [ SOUTH WIND ](Jerry Tracy)
Joseph T. Shaw [ FUGITIVE ]
Erle Stanley Gardner [ HONEST MONEY ](Ken Corning)
Ramon Decolta [ THE MAGICIAN MURDER ](Jo Gar)
Jack Bertin [ SINFUL CIBOLA ]
Charles E. Cox, Jr. [ NO QUARTER ]

 「白いBlack Mask」。
 例によって豪華な顔ぶれですが、Raoul Whitfieldは「死人に口あり」、Theodore A. Tinsley は「ああ1万ドル…」、Erle Stanley Gardner は「浄い金」として翻訳があります。
 目玉はRamon Decolta [ THE MAGICIAN MURDER ](Jo Gar)でしょう。Raoul Whitfieldが別名義で書いた探偵シリーズです。マニラ(フィリピン)の探偵なんてのは、他にほとんど例のない、かなーり異色な設定なんですが、それが「Black Mask」だけでも24編も掲載されているんだから、なんかすごい。

検索用:パルプマガジン、Pulp Magazine

2011年12月29日 (木)

「DEATH IS MY BRIDE」Day Keene ☆☆

「Flynn's Detective Fiction, Jul 1 1944」掲載

 モーテルの女主人は次々と旦那を殺してきた連続殺人魔。そこにやってきた客は近県で銀行強盗を働き、殺人まで犯して身を隠している男。新しい犠牲者を求める女と、潜伏するための新しい身分を求める男。それぞれの思惑を胸に秘めて二人は結婚し……てな話。悪党二人の、それぞれの思惑が交互に語られる。お互いに相手を嘗めきって、自分の計画に自信たっぷり。それが予想外(というか、型どおりの(^^;))結末に至る。描写がうまいので、型どおりでも十分楽しめる。☆☆。

2011年12月28日 (水)

[PULP] Black Mask, Oct 1932

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Frederick Nebel [ THE RED WEB ](Donahue)
Horace McCoy [ WINGS OVER TEXAS ](Capt. Frost)
Theodore A. Tinsley [ PARTY FROM DETROIT ](Jerry Tracy)
Joseph T. Shaw [ FUGITIVE ](Jack Henderson)
Erle Stanley Gardner [ ON TWO FEET ](Bob Larkin)
James H. S. Moynahan [ BLOW-OFF ]

 「白いBlack Mask」です。
 Frederick Nebel [ THE RED WEB ](Donahue)、Horace McCoy [ WINGS OVER TEXAS ](Capt. Frost)、Theodore A. Tinsley [ PARTY FROM DETROIT ](Jerry Tracy)、Erle Stanley Gardner [ ON TWO FEET ](Bob Larkin)と、どれをとっても目玉のつとまる豪華なラインナップ。
 Nebelは「赤いわな」、McCoyは「テキサスを駆ける翼」、Gardnerは「二本の脚で立て」としてそれぞれ翻訳があるので、消去法でTheodore A. Tinsley [ PARTY FROM DETROIT ](Jerry Tracy)が一番の目玉ってことになりますかね。

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2011年12月27日 (火)

「Sauce for the Gander」Day Keene ☆☆

「Black Mask, May 1943」掲載

 デイ・キーンは40年代初頭から50年代にかけて主としてポピュラー・パブリケーション社(「ダイム・デテクティブ」の版元)のPulp誌を中心に大量に執筆し、その後ペイパーバック・オリジナルの作家になり、後にはTVの脚本も手がけたりと、なんにでも手をだした器用な作家です。「危険がいっぱい」が翻訳されているし、日本でもそこそこ知名度はあるのではないでしょうか。登場人物(たとえ主役であっても)に感情移入せず(そして読者に感情移入させず)、ちょっとつきはなしたような距離をおいて残酷なくらい客観的に扱う手付きが、その生々しい描写力と相まって独特のテイストを生み出し、一度その味を知ってしまうと妙にクセになる作家です。
 これなどは、その残酷な話術が典型的に現れている作品といっていいでしょう。「The Black Lizard Big Book of Black Mask Stories」にも収録されています。
 お話は、高校の化学教師が細君の殺害を計画して……という典型的なもの。本人は優秀な頭脳を駆使して完璧な計画を実行しているつもりなんですが、合間合間に他者の視点が挿入され、主人公が実はとんでもないお間抜けな勘違い野郎であることが描写される。この主人公に対する残酷な扱いがたまらなく面白いのです。オチは予想通りのありふれたものなのですが、そんなことはどうでもよくなってしまうようなインパクトのある佳作。☆☆。

2011年12月26日 (月)

[PULP] Black Mask, Sep 1932

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Raoul Whitfield [ BLUE MURDER ]
Frederick Nebel [ HE COULD TAKE IT ](Donahue)
Joseph T. Shaw [ FUGITIVE ](Jack Henderson)
Erle Stanley Gardner [ BLACK AND WHITE ](Ed Jenkins)
Paul Cain [ THE DARK ](Gerry Kells)
William Rollins, Jr. [ TRIPLE-CROSS ]

 これもショウ時代の「白いBlack Mask」です。
 Raoul Whitfield、Frederick Nebel、Erle Stanley Gardner、Paul Cain、と豪華な顔ぶれ。ただしRaoul Whitfield、Erle Stanley Gardner、Paul Cainは翻訳があります。
 目玉はFrederick Nebel [ HE COULD TAKE IT ](Donahue)ですね。

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2011年12月23日 (金)

[PULP] Black Mask、Aug 1932

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Frederick Nebel [ SHAKE-UP ](Donahue)
Joseph T. Shaw [ FUGITIVE ]
Horace McCoy [ MURDER IN ERROR ]
Paul Cain [ THE HEAT ](Gerry Kells)
Thomson Burtis [ RENEGADE ]
William Rollins, Jr. [ FREE RIDE ]

 これも「白いBlack Mask」です。
 Joseph T. Shaw [ FUGITIVE ]なんてのがありますね。ショウ編集長の実作なわけだけど、まご愛敬ということで、多くを期待してはいけない(^^;)。
 Horace McCoy [ MURDER IN ERROR ]、Paul Cain [ THE HEAT ](Gerry Kells)あたりは日本でも知名度の高い作家です。
 個人的にはFrederick Nebel [ SHAKE-UP ](Donahue)が一番の目玉。ただしこれは「殺人狂想曲」というタイトルで翻訳されている作品です。

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2011年12月22日 (木)

[PULP] Black Mask, Jul 1932

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J. J. des Ormeaux [ THE DEVIL SUIT ]
Guthrie Brown [ TOUCHSTONE ]
Nels Leroy Jorgensen [ NEW BOSS ](Black Burton)
Erle Stanley Gardner [ ROUGH STUFF ](Ed Jenkins)
Paul Cain [ PARLOR TRICK ]
Ramon Decolta [ CLIMBING DEATH ](Joe Gar)
Carroll John Daly [ THE AMATEUR MURDERER ]

 この表紙。「白いBlack Mask」ってやつですよ! ショーが編集長で、チャンドラーやガードナーやネベルが書いていた時代の印です。この頃を「Black Mask」の最盛期と見なす向きも多いです。オークションなどに出品されることもあるのですが、軒並み数百ドル(ウン万)という値段がつけられていますんで、ちょっと手が出ません。この本はある方のご厚意で預からせていただいたもの。もう手に取っただけでウヒョーでありました。
 ただ個人的には40年代以降の「Black Mask」もかなり気に入っていて、「白いBlack Mask」ばかりが特別扱いされるのは納得がいかなかったりもします。「Black Mask」は最後までいい雑誌でした。
 さて、この号ですが、Erle Stanley Gardner、Paul Cain、Carroll John Dalyといった日本でもよく知られている大物が並び、Nels Leroy JorgensenやRamon Decoltaの名前も見える超豪華ラインナップです。
 どれが一番の目玉だと言ってもいいんですが、とりあえずErle Stanley Gardner [ ROUGH STUFF ](Ed Jenkins)にしておきますか。日本でもよく知られているし。

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2011年12月21日 (水)

再開!

長いことブランクを開けてしまいましたが、再開いたします。
ブランク中も着々と増殖してましたよ>>Pulp(^^;)。

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